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メルマガバックナンバー

≪TOMO市メルマガ≫ “生きるに値しない命”などない—— No.391
─T─O─M─O─市─
きょうされんネットショッピングモールTOMO市より、
新着情報をお届けします。

〜 障害のある人たちのしごとと
            社会をつなぐかけ橋に 〜

- http://www.tomoichiba.jp -

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【 Contents 】
  
 “生きるに値しない命”などない——


【お知らせ】

 ◆年末年始休業のお知らせ

 TOMO市モール管理者は下記の期間お休みを頂きます。
 ご迷惑をおかけいたしますがよろしくお願いいたします。

 【年末年始休業期間】
 2016年12月29日(木) 〜 2017年1月4日(水)

 ※ご注文は休業中も通常通り承っております。
 ※いただきました問い合わせへのご返答、
   入金の確認および出荷開始等は、休業明けとなります。
 ※お支払いの確認は12月28日(水)15時が年内最終となります。
   それ以降のご注文の対応は年明けとなります。ご注意ください。

 ◆きょうされんカレー販売再開!

 11月中旬より順次発送を開始致します。
 ⇒ http://www.tomoichiba.jp/s_kyousaren_2082.html

 ◆きょうされん公式HPがリニューアルしました!
 ⇒ http://www.kyosaren.or.jp/

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 こんにちは、TOMO市のウリです。
 年内最後のメルマガになります。
 ちょっと長文になりますがどうぞお付き合い下さい。

 今年はみなさんにとってどんな1年でしたか?

 私個人としては、体調の悪化にともなって事務局へ出勤して
 働くことができなかったところから出勤を再開し、
 ようやく「生きる」「暮らす」のうえに「働く」を
 考えられるようになってほっとした、というのが正直な感想です。


 しかし、障害者をめぐる状況はとても厳しい1年でもありました。
 それを象徴したのが、神奈川県の「津久井やまゆり園」での
 胸をさすような痛みを残した殺傷事件でした。

 きょうされんの月刊誌「TOMO」の新年号では、
 理事長が年頭のあいさつとして以下のようなことばを寄せています。

 「私は、個々の出来事の背後に、『命』の尊さや人としての尊厳、
  人権が否定され、軽んじられ、ないがしろにされ、
  後回しにされているように思えてなりません。」


 この事件を受け、きょうされんは二度に渡り声明を発表しました。

 ○2016年7月26日【声明】障害者入所施設で起こった悲惨な事件について
 ⇒ http://www.kyosaren.com/aboutKyosaren/2016/07/post-103.html

 ○2016年8月10日【第二次声明】障害者入所施設で起きた殺傷事件について
 ⇒ http://ur0.pw/ACNl



 そして今月、藤井克徳きょうされん専務や立教大学の香山リカさん、
 東京大学の福島智さんらが参加して緊急出版を行ないました。


 ◆ 生きたかった — 相模原障害者殺傷事件が問いかけるもの ◆
   ⇒ http://www.tomoichiba.jp/s_tomobook_2207.html

 「“生きるに値しない命”などない——

  私たちは、この事件の衝撃を今も捉えきれずにいる。

  重度障害者のみを狙った史上最悪の殺傷事件を、
  私たちはどう受け止めるべきか。

  福祉・医療制度の盲点、自治体と国の責任、
  そして社会に根深く残る差別と優生思想——。

  各分野の専門家と当事者・支援者たちの声を編んで緊急出版する。」


 少し長くなりますが、目次を紹介させてもらいます。
 ぜひ目を通してみてください。


  * * * * * *


 ○はじめに——黙っていてはいけない

 ○1.日本社会のあり方を根本から問い、犠牲者に報いるために
    …藤井克徳(日本障害者協議会代表、きょうされん専務理事)

  ・現代の日本社会を投影した事件
  ・障害当事者の声
  ・死後まで続く差別
  ・ふつうの感覚ではありえないこと
  ・重なったナチス・ドイツのT4作戦
  ・後を絶たない為政者の優生思想的発言
  ・影響少なくない新自由主義の潮流
  ・的外れの政府の対応
  ・障害者権利条約を羅針盤に

 ○2.相模原障害者施設殺傷事件に潜む「選別」と「排除」の論理
    …福島智(東京大学教授)

  ・十九種類の献花
  ・犯行を構成する三つの要因
  ・事件直後の私の思い
  ・当事者たちの思い
  ・衆議院議長への容疑者の手紙
  ・「ヘイトクライム」と「優生思想」の二重性
  ・「生物学的殺人」と「実存的殺人」の二重性
  ・事件の根底にあるもの——「選別」し「排除」する現代社会の論理

 ○3.精神科医の立場から相模原事件をどう見るか
    …香山リカ(精神科医、立教大学教授)

  ・容疑者の精神病理やそれと犯行との関係について
  ・厚労省の「再発防止検討チーム」について
  ・この事件に象徴される社会病理について

 ○4.相模原事件の背景と自治体・国の責任
    …石川満(自治体問題研究所理事、日本福祉大学名誉教授)

  ・津久井やまゆり園について
  ・相模原市について
  ・措置入院および退院後の経過についての問題点
  ・国による差別の構造

 ○5.相模原事件の根源を問う——人権保障の視点から
    …井上英夫(金沢大学名誉教授、佛教大学客員教授)

  ・いのちの軽さ——いのちが切り捨てられている
  ・相模原事件の構造——いのちが差別されている
  ・人権保障の歴史と意味——人間の尊厳と社会保障
  ・再発防止に向けて——生命権・生活権・健康権の確立

 ○6.共生の社会を地域からつくるために
    …池上洋通(自治体問題研究所理事、
          日野市障害者関係団体連絡協議会監査)

  ・「個人の尊重」と地方自治体の任務
  ・差別の現実とその構造
  ・障害者が主権者として生きる——日野市民の条例案づくりから
  ・共に生きるまちをつくる

 ○正面から向きあい続ける——あとがきにかえて

 <コラム>当事者・家族・支援者の声


  * * * * *


 新たに迎える年を、地に足のついた、
 本当に希望に満ちた年にしていくためにも、
 多くの示唆を与えてくれる本書を、多くのみなさんに読んでいただき、
 一緒に考えていきたいと思っています。

 最後にもう一度、「TOMO」新年号より理事長のことばを紹介します。


 「たくさんの人たちと、力を合わせて誰もが持っている
  同じ重さの『命』と『生きている価値』を、
  確かめ合い守り続ける活動も地道につないでいます。

  きょうされんは今年で40年目の節目を迎えます。

  (中略)どんな嵐が吹こうとも、
  わたしたちは『命』が輝き
  『その人らしさ』が開花する社会づくりの道を、
  平和と『あたりまえ』を願うたくさんの人たちとともに
  歩んでいきます。」


 きょうされんをはじめとする障害者運動が積み重ねてきたものは、
 障害者権利条約をはじめいまこの時代だからこそ
 尊い光を放っているし、またいっそう希望を広げていくようなものに
 自分自身の“しごと”もしていきたいと思っています。

 「障害のある人たちのしごとと社会をつなぐかけ橋」として、
 「障害者権利条約を地域のすみずみに」広げていけるよう、
 新たな年もTOMO市をよろしくお願いします。

 みなさんもどうぞよい年をお迎え下さい。



 ◆ 生きたかった — 相模原障害者殺傷事件が問いかけるもの
 ⇒ http://www.tomoichiba.jp/s_tomobook_2207.html

 ◆月刊TOMOが毎月届く「きょうされん賛助会員」 3,000円
 ⇒ http://www.tomoichiba.jp/s_kyousaren_859.html

 ◆優生思想に関連するTOMO市書籍◆

 ・パパ・ヴァイト ナチスに立ち向かった盲目の人 1,728円
  ⇒ http://www.tomoichiba.jp/s_tomobook_2144.html

 ・私を救った オットー・ヴァイト
          〜ナチスとたたかった真実の記録〜 1,296円
  ⇒ http://www.tomoichiba.jp/s_tomobook_2170.html


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 11月1日よりきょうされん事務局(TOMO市モール管理)は、
 下記の住所へと移転いたしました。

 ・新住所:〒164-0011東京都中野区中央5-41-18東京都生協連会館4F
 ・TEL:03-5385-2223 / FAX:03-5385-2299


 < PICK UP! >

 twitter・blogでは写真付きでオススメ商品などを紹介しています。

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 発行元:きょうされん事務局(TOMO市管理事務局)
 発行担当:ナベ・ウリ・ミヤ・テリー

 ○TOMO市に関するお問い合わせや
  本メールマガジンへのご意見・ご感想は info@tomoichiba.jp まで

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『 温ったか ここに あったか 』
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